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情報
肝臓がんとは、肝臓の細胞から発生する悪性腫瘍で、医学的には肝細胞がんと呼ばれることが最も多いです。日本では慢性肝疾患を背景に発症するケースが多く、他のがんと比べて早期発見が難しいという特徴があります。
肝臓は多少ダメージを受けても症状が出にくい臓器です。そのため、がんがある程度進行するまで自覚症状が現れないことが少なくありません。定期的な検査が重要とされる理由はここにあります。
肝臓がんの多くは、B型肝炎やC型肝炎などのウイルス性肝炎、あるいは肝硬変を背景として発生します。肝臓の炎症が長期間続くことで、がん化のリスクが高まります。
近年では、アルコール性肝障害や非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD、NASH)を背景とした肝臓がんも増えています。肥満、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病も無関係ではありません。
肝臓がんは初期段階ではほとんど症状がなく、本人が気づかないまま進行することが多い病気です。そのため、定期検査で偶然見つかるケースも少なくありません。
がんが進行すると、全身のだるさ、食欲不振、体重減少、みぞおちや右上腹部の違和感や痛みがみられることがあります。さらに進むと、黄疸や腹水といった症状が現れることもあります。
慢性肝疾患がある方で、急な体調変化や腹部の張り、原因不明の体重減少がみられる場合には注意が必要です。また、血液検査で肝機能の急な悪化を指摘された場合も、精密検査が勧められます。
肝機能検査に加え、腫瘍マーカー(AFP、PIVKA-IIなど)を調べることで、肝臓がんの可能性を評価します。ただし、数値だけで確定診断はできないため、画像検査と組み合わせて判断します。
腹部超音波検査、CT検査、MRI検査を用いて、腫瘍の有無や大きさ、位置を詳しく確認します。肝臓がんは画像の特徴から診断できることも多く、適切な検査選択が重要です。
肝臓がんの治療は、がんの大きさや数、肝機能の状態を総合的に判断して決定されます。手術、局所治療、血管内治療など、患者さんの状態に合わせた方法が選択されます。
近年では、低侵襲な治療法や薬物療法も進歩しており、専門医による多角的な治療が可能になっています。早期に発見されれば、根治を目指せるケースもあります。
肝炎ウイルス感染や肝硬変、脂肪肝を指摘されている方は、症状がなくても定期的な血液検査や画像検査を受けることが重要です。これが最も有効な予防策であり、早期発見につながります。
アルコールの適量管理、バランスのとれた食事、適度な運動は肝臓への負担を軽減します。生活習慣を整えることは、肝臓がんのリスク低下にもつながります。
肝臓がんは決して珍しい病気ではありませんが、早く見つけることで治療の選択肢が広がるがんでもあります。症状がないからといって安心せず、リスクがある方は積極的に検査を受けることが大切です。不安がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。