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情報
お腹のしこりや張りとは、「触ると硬い部分がある」「全体的に膨らんで苦しい感じが続く」といった腹部の異常を指します。一時的なガスのたまりや便秘による張りであれば自然に改善することもありますが、長期間続く場合や徐々に強くなる場合には注意が必要です。
衣服がきつく感じる、食事量が変わっていないのにお腹だけが張る、横になると違和感が目立つなど、日常生活の中で気づくことが多い症状です。しこりの場合は、触れたときに位置がはっきりわかることもあります。
腸の動きが低下すると、ガスや便がたまりやすくなり、お腹の張りを感じます。この場合、排便やガスの排出によって症状が軽減することが多いのが特徴です。
胃や腸、肝臓、膵臓などの病気によって、腹部の張りやしこりが生じることがあります。腫瘍や炎症、臓器の腫大がある場合、しこりとして触れることもあります。
女性では、子宮筋腫や卵巣腫瘍などが原因で下腹部の張りやしこりを感じることがあります。月経異常や下腹部痛を伴う場合には、婦人科的な評価も重要です。
肝臓病や心不全などにより腹水がたまると、お腹全体が膨らみ、張った感じが強くなります。体重増加や息苦しさを伴うこともあります。
小腸などお腹の中にある内臓が鼠径部(足の付け根の辺り)の皮膚の下に飛び出す病気です。“脱腸”と呼ばれることもあります。飛び出している部分では膨らみが見られ、不快感や違和感、痛みなどが生じることがあります。ときには飛び出した部分が筋膜の穴にはまりこんでしまい、戻らなくなってしまうことがあります。強い腹痛や吐き気などを伴うときには早急な受診が必要です。
食欲不振、早期満腹感、吐き気、便通異常などが同時にみられる場合、消化管の異常が背景にある可能性があります。
発熱、体重減少、貧血症状、倦怠感などを伴う場合には、全身性の病気や悪性疾患を考慮する必要があります。
張りやしこりが数週間以上続く場合、徐々に大きくなっている場合、痛みや体重減少を伴う場合には、早めの受診がすすめられます。触れるしこりが硬く、動きにくい場合も注意が必要です。
診察では、症状の経過や変化、食事や排便との関係、既往歴などを詳しく確認します。医師による腹部の触診は、しこりの性状を判断するうえで重要です。
腹部超音波検査やCT検査により、臓器の腫大や腫瘍、腹水の有無を調べます。消化管が原因と考えられる場合には、胃カメラや大腸内視鏡検査が行われることもあります。
お腹のしこりや張りは、原因によって治療方針が大きく異なります。便秘やガスが原因であれば生活指導や薬物療法で改善が期待できますが、病気が見つかった場合には専門的な治療が必要となります。
自己判断で様子を見るのではなく、変化を感じた時点で医療機関に相談することが大切です。症状の出現時期や経過を記録しておくと、診察の際に役立ちます。
お腹のしこりや張りは、体が発している重要なサインです。軽い不調に思えても、背景に病気が隠れていることがあります。気になる症状が続く場合には、早めに医療機関での相談をおすすめします。