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情報
長引く腹痛・違和感とは、数週間から数か月にわたり続く腹部の痛みや不快感を指します。強い痛みではないものの、「重たい感じが続く」「なんとなく気持ち悪い状態が取れない」といった訴えが多くみられます。
検査で明らかな異常が見つからない場合も多く、原因がはっきりしないことが特徴です。
症状の現れ方は人によってさまざまです。食後に悪化する方もいれば、空腹時や緊張時に強くなる方もいます。痛みの部位も、みぞおち、下腹部、お腹全体など一定しないことが多く、診断が難しくなる要因の一つです。
検査で異常が見つからない場合でも、腸や胃の動き、知覚の過敏性が原因となることがあります。
過敏性腸症候群に代表されるように、内臓が刺激に敏感になり、通常では痛みと感じない刺激を不快感として感じてしまう状態です。
精神的なストレス、睡眠不足、生活リズムの乱れは、自律神経のバランスを崩しやすくします。その結果、消化管の働きが不安定になり、慢性的な腹痛や違和感につながることがあります。
一見原因不明に思える腹痛の中には、胃潰瘍、胆のう疾患、炎症性腸疾患、大腸がんなどが隠れている場合があります。初期には症状が軽いため、慎重な判断が重要です。
長引く腹痛とともに、下痢や便秘を繰り返す、ガスがたまりやすい、食後の膨満感が続くといった症状がみられることがあります。これらは腸の運動異常と関連していることが少なくありません。
腹部の不調が続くことで、食欲不振や体重減少、疲れやすさ、集中力の低下など、全身の不調につながる場合もあります。「軽い症状だから」と放置せず、注意が必要です。
腹痛が長引く中で、血便が出る、発熱を伴う、体重が急に減る、夜間に痛みで目が覚めるといった症状がある場合は、早めの受診が重要です。重大な病気が関与している可能性があります。
診断では、痛みの部位や経過、食事や排便との関係、生活習慣やストレス状況などを丁寧に確認します。問診は原因を探るうえで非常に重要です。
必要に応じて、胃カメラや大腸内視鏡検査、超音波検査などを行い、器質的な病気がないかを確認します。異常がないことを確認すること自体が、治療の第一歩になることもあります。
原因が特定できない腹痛では、食生活の見直し、十分な睡眠、適度な運動が基本となります。これらは自律神経の安定や腸の働きの改善につながります。
症状に応じて、腸の動きを整える薬や痛みを和らげる薬が使用されます。心理的要因が関与している場合には、心身の両面からの治療が有効となることもあります。
長引く腹痛や違和感は、日常生活の質を大きく低下させます。「検査で異常がないから大丈夫」と我慢せず、原因を整理し、適切な対応を行うことが大切です。気になる症状が続く場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。